現状報告では所在地、ターゲットとなる市場、競争の状態について書きます。そして環
境と重要な問題については簡単に説明し、詳細は市場分析で述べます。
現在のあるいは予定している所在地について書きます。
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もしビジネスの所在地をまだ持たないなら、今考えている地域や建物の名前と、場所を選択するのに使う基準を書きます。例えば顧客に近いかどうか、駐車場の有無、交通機関による利便性、社員の確保、在庫、法律の遵守、治安、将来の拡張の可能性など。
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営業にマイナスの影響を与える点と(例えば駐車場がない)その解決方法を書きます。問題がない所在地というのはないので、できるだけマイナスの面を変えて、う
まく利用できるようにします。
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将来のビジネスの拡張計画を書きます。1.移転するつもりか。2.拡大に伴って、
新しい商品やサービスを提供するつもりか。3.社員を雇うつもりか。
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もし顧客が訪問する場所を必要としないやり方で、サービスや商品を提供したり、またそうする予定であるなら、どのように顧客と会うのか、また関わるのか、つまりサービスや商品をどのように交換するのかについて書きます。
これはコンサルティング・サービスを、自宅あるいは顧客のいる場所で提供するよう
な場合かも知れません。またカタログやインターネットを通じて、商品を提供するなら、どのようにサービスや商品を顧客に提供するのかについて書きます。
ターゲット市場
マーケティングで成功するのにとても重要なことは、全ての努力をターゲット市場につぎ込むことです。誰にアピールするのか知らずにマーケティング戦略を計画するのは、パーティーに出席する人たちについて、何も知らずに計画を立てるようなものです。
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ターゲット市場の大きさを述べます。市場とは共通点を持っている人々のことであって、場所や物ではありません。具体的に書き、そして市場の大きさに関する統計も入れます。ターゲット市場が拡大しているのか、縮小しているのか、あるいは同じかについて
も述べます。もし市場の大きさが変わっているのなら、その理由も述べます。
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次に以下について述べます。
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ターゲット市場の購入傾向について述べます。例えば可処分所得をどのように使うのか。いつ買うのか。いくら買うのか。どのくらいの頻度で?
注―ターゲット市場が1つ以上ある場合は、主となるターゲット市場を明確にします。
それから次に来るターゲット市場で、重要なビジネスができると感じるなら、それについても説明します。どのターゲット市場についても、特徴やニーズなどをはっきりさせ
なくてはいけません。なぜならそれによってマーケティング戦略を変えるからです。