現在消費支出の80%は、女性が占めているのをご存知でしたか。アメリカで売られて
いる自動車の半数以上は女性が購入しており、75%の家庭では、女性が健康管理についての決定を下しています。また50万ドルあるいはそれ以上の実収入のある人々の41%
は女性で、2000年までには、中小企業の50%を女性が所有・経営するだろうという
統計が出ています。
さて女性起業家は、アメリカの経済を大きく変えています。ビジネスを始める女性は、男性の2倍の割合で増え、大企業の雇用者数が減る中で、女性起業家による雇用は増加し
ています。
女性の経営者は冒険家です。多くは親のビジネスを継いだり、既存のビジネスを買うよ
うなことはせずに、自分でビジネスを始めています。そして個人の必要性から、また従来の労働市場の可能性や機会がないことから、起業をする傾向にあります。例えば健康、育児、教育、ファッションなど、女性が直面する問題を解決したりするビジネスやまだ市場
が未発達な分野が多いようです。
女性経営者のビジネスは、従来の企業に比べて一般的に小規模で、きちんとしており、より迅速で、はるかに効率的です。フレックスタイム、学費補助制度、ジョブ・シェアリングなどを、積極的に導入する傾向にあります。女性は従来市場から自分達を除外していた問題について主張しており、21世紀もそうするでしょう。概して女性起業家は、社会が考慮すべき勢力となってきています。