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*以下は、 2004年3月25日付の小泉内閣メールマガジン第134号に掲載されたベーカー大使の寄稿を、内閣広報室の許可を得て転載したものです。

[特別寄稿]

最高のチーム(駐日米国大使 ハワード・H・ベーカー)

 日米交流150周年を祝う年に、小泉内閣メールマガジン英語版の創刊号に寄稿できることは大変光栄です。今は、日米両国にとって歴史的な時代です。各世論調査で、日米両国民の関係が、かつてないほど良い状態にあることが示されています。同じものを食べ、同じ音楽を聴き、同じファッションで着飾ることが多くなりました。さらに重要な点は、私たちが同じ自由を享受して、同じ価値観を持っていることです。松井秀喜選手がニューヨーク・ ヤンキースのユニフォームを着て、今月、日本でプレーする、ということに象徴されるように、私たちは同じチームにいるのです。

 チームメートとして私たちは、共通の目的へ向かって協力しますが、特に試合の山にさしかかった時は一層力を合わせます。大統領と総理大臣、日米政府と両国民は皆、何が重要かについて一致しています。私たちは、平和と繁栄を望んでいます。テロと大量破壊兵器の脅威に対する安全保障が欲しいのです。病気や絶望と戦いたいのです。教育と啓蒙を促進したいのです。万人のために、人間としての権利と尊厳を望んでいます。すべての人のために、 思想、言論、そして信教の自由が欲しいのです。私たちの子孫が可能性と希 望のある未来を受け継ぐことができるよう、現在と将来のために世界を安全にしたいと願っています。

 しかし、それは容易ではありません。世界は依然として困難で複雑な状況にあります。総理大臣は、テロとの戦いにおいて、素晴らしい政治的勇気を示され、優れた精神的指導力を発揮されました。私たちは、疲弊した国家の再建のため現在イラクで、イラク国民に希望をもたらすべく活動している自衛隊に、深い尊敬の念を抱いています。米国は、日本の安全保障に対するいかなる脅威からも日本を守ると確約しています。両国が協調して行う外交努力によって近いうちに、朝鮮半島の核の影が消え、また罪もないのに家族から引き裂かれたままの日本人拉致被害者らの長年の悲劇が解決されることを望んでいます。米国政府は、また、すべての人のための食品安全と食糧安全保障にも強い関心を持ち、日米両国と、世界の健全な経済と環境を確保するため、あらゆる努力を惜しみません。これらすべてに努力する理由は、両国が同盟国であり友好国であるからです。

 国と国の友情とは、個人と個人の関係の総和であり、米国と日本の関係もまさにそのとおりだと私は思っています。両国の大勢の人々が互いの国で暮らし、仕事をしていますし、子供たちが互いの国に留学しています。私の孫息子もその1人でした。孫は1年間日本の大学に留学し、その間に、日本という国が大好きになりました。妻と私も、この国とこの国の人々が大好きで す。私たちに、そして米国民に、日本の人々が日々示してくださる寛大さと 優しさに、私たちは心を打たれています。小泉総理大臣と日本の皆様の友情とご支援に、私の個人的な感謝の気持ちを、そしてブッシュ大統領と米国民からの感謝の気持ちを、お伝えすることができることは、私の喜びです。

※ 本原稿は仮訳です。原文(英語)は英語版メルマガに掲載しています。


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