＊下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

ファクトシート

ホワイトハウス 

報道官室　 

（フランス・エビアン）

 2003年６月２日

大統領措置

　ブッシュ大統領は本日、テロ対策（ＣＴ）能力の国際的強化を図る意欲的な行動計画の採用にＧ８を導いた。

　Ｇ８は、援助供与国によるテロ対策行動グループを設立し、テロと戦う意思はあるものの技能を持たない国々への訓練・支援を拡大・調整していく。

脅威と挑戦 ： 国際社会は、2001年９月11日の米国に対する攻撃以降、団結して国際テロと闘ってきた。その後のインドネシア、ケニヤ、サウジアラビア、モロッコに対する攻撃により、テロと戦う能力の国際的構築の必要性が増大した。

テロ対策行動グループ(CTAG) ： Ｇ８首脳会合で、テロ対策能力構築の支援を拡大するテロ対策行動グループ(CTAG)が設置された。CTAGは、主としてＧ８等の援助供与国により構成される。国連テロ対策委員会の代表は、CTAGの会合に招かれる。また、これ以外の地域組織および機能別組織の代表も適宜招かれる。CTAGは、必要性の分析と順位付けを行ない、以下の重要分野における訓練と支援を拡大する。

• テロリストへの資金供給
• 税関・出入国管理
• 武器の不法取引
• 警察・法執行

　CTAGはまた、国連安保理決議1373の履行を促進するため国連テロ対策委員会を支援する。国連のテロ対策活動の基盤であるこの決議は、加盟国に対してテロ対策の能力と履行の強化を求めている。CTAGは、国連テロ対策委員会と協力して以下のことを行なう。

• テロとの闘いに関連する最良の国際慣行、法令、基準を特定する。
• 優先度の高い国々が国連安保理決議1373に基づく義務を履行する措置を講じるように、テロ対策支援をこれら諸国に差し向ける。
• 国際金融機関と協力し、テロ対策資金調達措置を強化する。

　共同戦線の構築 ： Ｇ８は、テロとの闘いに、より多くの国を、より効果的に参加させていくことに同意した。行動計画は、Ｇ８以外の諸国、および国際、地域、機能別組織にも活動を拡大していくことを求めている。CTAGは、以下のことを行なう。

• （2004年のサミットまでに）まだ満たされていない地域支援ニーズに取り組む。
• （2004年のサミットまでに）援助供与国が支援する訓練センターを通して地域支援計画を促進する。