１４歳未満の子供の米国パスポートの申請には両親の同意が必要となります。父または母のいずれか一方だけによる申請には、その親が全面的に子供のパスポートを取得する資格があることを証明しなければなりません。

アメリカ議会が、この両親の同意を必要とする新しい条件を加えた目的は、親が子供を国外へ略取する際に米国パスポートが使用される可能性を少なくするためです。

これまでのパスポート申請条件に加えて、この新しい条件を満たさなければならないということにご注意下さい。

提出するすべての書類は、原本でなければなりません。また、英語以外の言語で書かれた書類には翻訳を添付して下さい。ここに書かれた書類以外にも書類の提出を求めることがあります。

提出しなければならない書類

（１）子と親又は後見人との関係を示す書類：

両親の名前が記載された米国出生証明書オリジナル；又は

両親の名前が記載されたアメリカ領事館発行の出生証明書（ＦＳ−２４０）；又は

両親の名前が記載された海外出生証明書（ＤＳ−１３５０）；又は

養父母の名前が記載された養子縁組判決謄本；又は

親権が認められた裁判所発行の命令書謄本；又は

後見人として認められた裁判所発行の命令書謄本

この関係を示す書類として日本の戸籍謄本は受理できません。

両親の名前、あるいは後見人の名前が上記の書類上に記載されている名前と違う場合は、婚姻証明書、離婚証明書、あるいは氏の変更が認められたという裁判所の証明書が必要です。

（２）親の写真付き身分証明

有効な運転免許証；又は

有効な軍のＩＤ；又は

有効な政府のＩＤ；又は

有効な写真付き米国又は外国のパスポート；又は

識別可能な写真付きアメリカ移民局（BCIS）発行の帰化証明書又は国籍証明書；又は

BCIS発行の外国人登録カード

（３）パスポート申請についての親の同意

父親と母親が揃って子供のパスポート申請書にサインをする；又は

父または母のいずれか一方だけが申請書にサインし、申請の際にもう片方の親が子供のパスポート申請に同意する旨を示す供述書にサインし、提出する。（このフォームはこちらからダウンロード出来ます。この同意書には公証が必要です。）；又は

この同意書の公証は、日本の公証人役場での公証、あるいは米軍基地内での公証でもかまいません。ただし、書類はすべて英語で書かれたものでなければなりません。アメリカ大使館領事部および領事館ではこの同意書の公証は無料で行います。

父または母のいずれかが単独で申請書にサインをし、その際に単独で子供のパスポートを申請できる資格を持っていることを示す下記の証明書を提出する；

・子供の米国出生証明書で、親の欄に申請する片親の名前だけが記載されているもの；又は

・アメリカ領事館発行の海外出生証明書（ＦＳ−２４０）あるいは海外出生証明書（ＤＳ−１３５０）で、親の欄に申請する片親の名前だけが記載されているもの；又は

・申請する親に単独親権を与えた判決謄本（判決文の中で子供の旅行に制限がついていないこと）；又は

・養子縁組判決謄本（申請する親が単独で養父または養母である場合）； 又は

・申請する親または後見人が子供と一緒に渡航することが認められている判決謄本；又は

・申請しない親が法的に無能力であると宣告されている証明書；又は

・申請しない親の死亡証明書

アメリカ大使館・領事館の休館日は土・日及び日・米の祭日です。

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