各種証明書の取得方法
米国大使館では、大使館が発行したアメリカ人の出生証明書や死亡証明書などの記録は保管していません。これらの証明書はすべて米国ワシントンの国務省に保管されています。また、日本での婚姻や離婚などに関する記録は、米国大使館ではなく日本の政府機関に保管されています。米国生れの方の出生証明書は、出生地の州政府に保管されています。
このページでは、あなたが必要としている証明書をどこから入手できるかを説明しています。ただし、大使館はあなたの代理で証明書の申請をすることはできませんし、入手した証明書の翻訳業務も行いませんのでご了承下さい。
下記の申請先をクリックするとそれぞれの説明にジャンプします。
米国国務省
州
日本政府
ワシントンにある米国国務省から入手する証明書
領事による海外出生証明書
これは、米国大使館・領事館が発行し、米国外で出生した時に米国籍の親から米国籍が伝わった子供の出生事実が記載されています。FS−240としても知られるこの出生の記録は、出生証明書(DS−1350)と共に、正式な出生証明書や米国籍の証明書として使うことができます。
海外でのアメリカ人の死亡証明書
これは、米国大使館・領事館が発行し、米国外で死亡したアメリカ人の死亡事実が記載されている書類です。この証明書は死亡した国で発行された死亡証明書に基づいて発行されます。
婚姻立会証明書
これは、米国大使館・領事館が1985年まで発行したもので、婚姻の当事者のうち一名あるいは双方がアメリカ人であった婚姻の事実が記載された書類です。婚姻が正式に受理されたことを領事が確認したものです。この証明書の発行は1985年に廃止されました。
上記の各種証明書謄本の申請方法
国務省へ上記の証明書謄本を請求する場合の申請方法はこちらです。
出生証明書(書式FS−240及びDS−1350)、死亡証明書(書式OF−180)、婚姻立会証明書、パナマ運河地帯の出生・死亡証明書を請求する場合、申請書は公証を受けなければなりません。さらに、申請には、申請者の有効な写真付き身分証明書(運転免許証あるいはパスポート)のコピーを添付しなければなりません。
申請書の公証は在東京のアメリカ大使館で無料で行います。公証業務についての詳細はこちらです。
米国の各州政府より入手する証明書
ヴァイタル・レコードとは、出生、死亡、結婚、離婚に関する記録のことです。アメリカでは、このような記録はその事実が発生した州、郡、市当局などにより保管されます。詳しい入手方法については、こちらをご覧下さい。
出生証明書など米国内の各種証明書の取得方法についての詳細はこちらのリンクをご覧下さい。
また、有料でオンラインサービスを行っているサイトもあります。例えば、Vital Chek (アメリカ国内からフリーダイヤル:1―800―255―2414)では、オンラインや電話、ファックスで請求できます。また、usbirthcertificate.netでは出生証明書の取得、領事による出生証明書の取得や修正についても取り扱っています。このサービスを利用するためには私書箱や米軍の郵便システムの住所ではなく、番地まで入った住所が必要です。
さらに、米国50州の各種証明書(出生、死亡、婚姻)の申請先を掲載した小冊子をダウンロードできます。
この小冊子を閲覧するためにはアクロバットリーダーが必要です。最新のアクロバットリーダーソフトをこちらから無料でダウンロードできます。
日本の証明書
通常、日本人の出生、婚姻、離婚、死亡の記録は戸籍という一つの書類に記載されます。本人の子供の名前も記載されます。
日本人以外の方には戸籍はありませんが、日本に居住する外国人の方も戸籍法により、日本での出生や死亡について日本政府機関に通知しなければなりません。日本の手続きに従って日本で婚姻や離婚をした場合も届け出る必要があります。居住地を管轄する市区町村役場の戸籍課にご連絡下さい。
東京在住の方は、戸籍についてはこちらのリンクをご覧下さい。
出生届記載事項証明書
東京法務局によると、外国人の出生記録は届け出がなされた市役所または区役所に保管されています。東京には23の区があります。東京近郊の川崎や横浜などの大都市にもいくつか区があります。
外国人の出生届の記録は永久保存ではありません。記録の保管期間は役所によって異なりますが、10年程しかないところもあります。通常、親は居住地か子供の出生地を管轄する市役所または区役所に届け出ます。
東京の区役所・市役所の連絡先は、こちらのリンクでご覧下さい。
出生届記載事項証明書を請求するには、以下の情報が必要です。
子供の氏名
現住所
生年月日
出生届を提出した日(もし分かれば)
両親の氏名と国籍
請求した書類の使用目的
一部350円
日本の切手を貼った返送用封筒
大使館では、個人に代わって日本の証明書を取得したり翻訳をすることはできません。必要であれば、 翻訳会社などのリストと英語を話す弁護士のリストをご覧下さい。
米軍の病院で出生した子供の出生記録は大使館では保管していません。米軍へ直接お問い合わせ下さい。
電子メールによるご質問はお受けできませんので、ご質問のある方は最寄の大使館または領事館へお問い合わせ下さい。
アメリカ大使館・領事館の休館日は土・日及び日・米の祭日です。
このサイトはインターネット上における米国政府の公式情報源ですが、ここに含まれる米国政府以外へのリンクまたは情報は、米国政府がその内容を保証しているわけではありません。
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